ゼミ合宿で何する?学習・親睦のメニューと1泊2日のスケジュール例【幹事向け】

ゼミ合宿を企画することになったけれど、「具体的に何をするのか」「どうやってスケジュールを組めばいいのか」と困っていませんか?初めて幹事を務める場合、学習内容から親睦の時間まで、決めることが多くて不安になるのは当然です。
ゼミ合宿を組むときに大切なのは、まず合宿の目的を決め、その目的に合わせて学習と親睦の時間を配分することです。
この記事では、研究発表やグループワークといった学習のメニュー、BBQや懇親会といった親睦のメニュー、実際に行われた1泊2日のゼミ合宿と2泊3日のサークル合宿のスケジュールを紹介します。あわせて、宿に予約する前に確認しておきたいことと、幹事が抱え込まずに進めるコツもまとめました。
ゼミ合宿の主な目的と一般的な日数の目安
ゼミ合宿を企画する際、最初に決めるべきことが「この合宿で、いちばん持ち帰りたいものは何か」という目的です。目的が決まらないまま準備を進めると、プログラムの組み立てがぶれてしまいます。
2つに分かれるゼミ合宿の目的
ゼミ合宿の目的は、大きく2つに分かれます。
1つ目は「研究・学習を深めること」です。卒論の中間発表、グループでの論文執筆、フィールドワークなど、キャンパスの教室では難しいまとまった学習の時間を取ることが中心になります。このタイプの合宿では、会議室での時間を長く確保します。
2つ目は「メンバー同士の親睦」です。新しいゼミ生との顔合わせ、学年をまたいだ交流、先生と話す機会として合宿を位置づけます。このタイプでは、夜のBBQや懇親会など、ゆっくり話せる時間を意識して作ります。
実際のゼミ合宿の多くは、この2つを組み合わせています。ただし、どちらに比重を置くかで、会議室を使う時間や夕食の形、夜の過ごし方が大きく変わります。
準備を始める前に、まずは先生に「この合宿でいちばん大切なのは、研究を深めることですか、それとも親睦を深めることですか」と相談してください。答えが決まれば、その後の企画が進めやすくなります。決めた目的は、宿に問い合わせるときにもそのまま伝えてください。宿の側も、会議室の広さや夕食の形を目的に合わせて提案しやすくなります。
合宿の日数の選択肢
次に、合宿の日数です。初めてゼミ合宿を企画する場合は、1泊2日で十分です。
宿によって異なりますが、たとえば光風閣くわるびの合宿プランなら、会議室を初日の午後から最終日の午前まで使えるので、1泊2日でも「初日の午後」「夜」「翌日の午前」の3つの時間帯を使えます。
2泊3日にすると、中日をまるごと使えるようになります。午前に発表やグループワーク、午後は外に出て体を動かす、夜はゆっくり交流、と1日の中に勉強と気分転換の両方を入れられます。
発表者が多い、論文を書く時間もしっかり取りたいといった場合は、2泊3日にすると詰め込みすぎを防げます。目的と日数を先生と相談して決めることが、幹事の最初の大事な仕事です。
学習・研究編|ゼミ合宿で取り組む代表的な活動4選
合宿での学習が大学のゼミと大きく違うのは、「時間が途切れないこと」です。通常のゼミは90分で終わり、その後は別の授業やアルバイトで解散します。合宿では、発表のあとの質疑がそのまま夕食や夜の会話に続きます。周りに商業施設が少ない静かな場所なら、気が散るものも少なく、論文を書く・資料を読むといった一人の作業にも集中しやすくなります。
ここでは、ゼミ合宿で取り組む代表的な活動を4つ紹介します。
研究発表・プレゼンテーション
卒論の中間報告や、個人・グループの研究成果を共有する発表は、ゼミ合宿でもっとも多い活動です。くわるびでもプロジェクターを借りる団体が多く、個人・グループの発表や、卒論・ゼミ論の中間発表に会議室を使うケースが目立ちます。直近では理系のゼミが「七並べで相手に勝つプログラム」をその場で作って検証する、という実践的な使い方をしていました。
発表をするなら、会議室の広さとプロジェクター、スクリーンが必要です。備品の頼み方と料金は、後半のチェックリストにまとめました。

ディスカッション・グループワーク
テーマを決めて時間をかけて議論する活動です。大学の授業は90分で区切られますが、合宿なら同じテーマを丸一日かけて掘り下げることもできます。
グループワークをするなら、机を島のように並べられる広さの会議室が必要です。予約の段階で「グループワークをするので、机を動かしたい」と伝えておくと、宿も準備しやすくなります。
論文執筆・集中講義
キャンパスでは取りにくい「まとまった時間」を使って、卒論を一気に書き進めたり、専門書を読み込んだりする活動です。先生がそばにいるので、書いている途中の疑問をすぐに相談できるのも合宿ならではです。
夜にも集まって作業したいゼミもありますが、夕食後まで講義を続ける団体はほとんどありません。くわるびでは、9割ほどの団体が夜の会議室を親睦会(コンパ)の場として使っています。夜は交流の時間と割り切って計画すると、1日の流れが組みやすくなります。
フィールドワーク
資料館の見学や現地調査など、その場所でしかできない活動です。体験のあとに会議室で短く話し合う時間を取ると、学びにつなげやすくなります。屋外の活動を入れる場合は、雨の日の過ごし方を最初から決めておくと、当日慌てずに済みます。
4つの活動は、1つだけ行うことも、組み合わせることもあります。初めての幹事なら、先生と相談して「この合宿では、この活動に時間を使う」と絞り込むと、企画がまとまりやすくなります。
親睦・交流編|メンバーの距離が縮まるレクリエーションの定番
ゼミ合宿では、勉強と同じくらい親睦の時間も大切です。キャンパスでは先生と学生、上級生と下級生といった立場の違いが意識されやすいのですが、合宿では一緒に食事をし、夜まで同じ場所で過ごすうちに、その垣根が自然と低くなります。
BBQ(バーベキュー)
BBQは、全員で食材を囲み、焼く役・取り分ける役と動きながら会話が生まれるのが良いところです。普段あまり話さないメンバーとも、話すきっかけが作れます。
くわるびでは、湖畔の屋根付きBBQハウス「Kokko」を使えます。ホテルが炭の火起こしをしておき、食材は自分たちで焼くスタイルです。人数の目安は20名〜です。
宴会場での貸切夕食
座ってゆっくり話したいなら、宴会場の貸切です。会場は、ゆのわ堂(いずみの湯、ホテルから徒歩約3分)を貸し切り、配膳式の料理を3時間かけて楽しめます。人数の目安は20〜50名です。

120インチのスクリーンとプロジェクターで写真や動画を上映でき、挨拶用のマイク・Bluetooth対応の音響設備・Wi-Fiも無料です。中庭では焚火もでき、薪の追加は1束800円(税込)。飲み物の持込料もかかりません。合宿中に撮った写真をスクリーンに映すなど、全員で同じものを見る時間を作ると、話が広がりやすくなります。
BBQと宴会場貸切は、どちらもバイキングの夕食から変更できます。動きながらにぎやかに過ごしたいならBBQ、座って長く話したい・写真や動画を上映したいなら宴会場貸切、という選び方がおすすめです。
体を動かすアクティビティ
体育館でのスポーツや自然の中の散策も、勉強で疲れた頭を切り替えながらメンバーの距離を縮める時間になります。
体育館も合宿プランで手配できます。ただ、当日になって「何をすればいいか分からない」となり、結局ドッジボールに落ち着く団体も少なくありません。体育館を使うなら、やる種目は事前に決めておきましょう。道具の用意は後半のチェックリストにまとめました。
西湖でのSUPやカヤックも人気です。ゼミの研究と結びつけるというより、湖の自然に触れて頭を切り替える時間として入れる大学がほとんどです。サークル旅行でカヤックを取り入れた団体は、雨の場合は会議室で別の活動をするか、希望者だけ観光に出ると決めていました。宿に雨の日の代わりのアクティビティがあるとは限らないので、雨の日の案は自分たちで用意しておくと安心です。

【タイプ別】ゼミ合宿の1泊2日・2泊3日スケジュールモデル例
スケジュールの具体的なイメージがあると、幹事の不安はぐっと減ります。ここでは、くわるびで実際に行われた1泊2日のゼミ合宿と、2泊3日のサークル合宿の流れを紹介します。
1泊2日のモデルケース(実際の例)
くわるびで実際に行われた、1泊2日のゼミ合宿の流れです。河口湖駅からの送迎を使った例です。

1日目
13:00 河口湖駅に到着。宿へ移動して、すぐ会議室でゼミ開始
17:00 チェックイン(部屋に入る)
18:00 BBQ(夕食)
20:00 花火・懇親会
2日目
7:30 朝食
9:00 会議室でゼミ
11:00 チェックアウト・出発(帰り道に地元の名物のほうとうを食べて帰宅)
到着した日の午後にゼミの中心を置き、夕食からは交流、翌朝は2時間ほどで切り上げる流れです。花火をする場合は、場所や決まりを予約のときに宿へ確認してください。
時間配分のコツ
1泊2日なら、発表や議論など頭を使う活動は初日の午後に寄せ、夜は交流、翌朝は振り返りや次の課題の確認など短く終わる内容にするのが組みやすい形です。
BBQや宴会のように終わりの時刻が決まっている予定を軸にして前後を組むと、時間の見通しが立てやすくなります。
2泊3日のモデルケース(サークル合宿の実例)
2泊3日は、大学のサークル合宿(37名・貸切バス利用)の実例です。ゼミ合宿なら、体を動かす時間の一部を会議室での発表やグループワークに置き換えれば、そのまま使える組み方です。
1日目
13:00 到着・着替え。体育館でレクリエーション(ドッジボールなど)
17:00 チェックイン。温泉の大浴場で入浴
18:00 夕食バイキング
20:00 花火
2日目
7:00 起床(朝風呂、湖畔の散歩、屋外の芝生ラウンジで瞑想など、各自で)
7:30 朝食バイキング
9:00 西湖でSUP体験
12:00 BBQ場で昼食・休憩
14:00 いかだづくり体験。作ったいかだで樹海の前までクルージング
17:00 大浴場で入浴
18:00 夕食バイキング
20:00 懇親会(コンパ)
3日目
7:00 起床
8:00 朝食バイキング
9:00 チェックアウト・出発(帰りに笛吹のぶどう農園へ)
中日をまるごと外の活動と交流に使い、最終日は朝食のあとすぐに出発する流れです。ゼミ合宿なら、中日の午前を会議室での発表、午後を湖のアクティビティにするなど、勉強と気分転換を1日の中で組み合わせてください。
移動と先生への配慮
河口湖駅との送迎は無料(要事前予約)で、9:00〜18:00の間で希望を伺い、ほかの団体の利用状況によって時間を調整します。1台25名程度なので、人数が多いと複数便になります。到着時刻は早めに宿へ伝えて相談しましょう。
引率の先生が何人来るかは、予約の段階で人数と一緒に宿へ伝えてください。合宿プランでは、先生1名様の1室利用が無料(2ルームまで)です。スケジュールができたら、学習の量や拘束時間について先生に一度確認しておくと安心です。
予約前に必ず宿へ確認!やりたいことを実現するためのチェックリスト
やりたい活動が当日きちんとできるかは、予約の段階の確認で決まります。光風閣くわるびの合宿プランを例に、活動に関わる5つのことをまとめました。
会議室の広さと利用時間
まず、人数に合った広さの会議室があるかを確認します。合宿プランでは、人数に合わせて50〜400㎡の会議室を1室無料で用意し、初日13:00から最終日11:30まで使えます。2部屋目からは有料です。発表は全員が入る1部屋で、グループワークは机を島にできる広さがあるかを確認しておきましょう。
備品の確認と手配
くわるびで当日いちばん多い困りごとは、備品の手配漏れ・確認不足です。プロジェクターを「頼んだつもり」になっていたケースが度々あり、プロジェクター本体は持ってきたのにスクリーンを忘れた、ということも何度かありました。
Wi-Fiとホワイトボードは無料、プロジェクターはスクリーンとセットで1泊税込5,500円のレンタルです。使う備品は一覧にして予約のときに伝え、最終人数を連絡するとき(宿泊の14〜7日前)にもう一度確認しましょう。延長コードやポインターなど細かいものも、借りられるか、持っていくべきかを先に聞いておくと安心です。
夜間の集まりの場所
コンパルームは会議室と同じ部屋で、使える時間も会議室と同じです。昼間の勉強の部屋を、そのまま夜の交流の場にできます。夜は別の部屋が用意されると思い込まず、同じ部屋を使う前提で計画を立て、夜に集まる予定は予約のときに伝えておきましょう。
体育館などの追加設備
体を動かす時間を入れたいなら、体育館も手配できます(目安は午前8,800円/午後11,000円)。押さえたあとは、雨などで使わなくても会場のキャンセル料がかかるので、使うかどうかを決めてから頼みましょう。ホテルが用意するのはバレーボールかバドミントンのネットを張るところまでで、ボールやラケットなどの道具は持ち込みが原則です。誰が何を持っていくかも決めておきましょう。
買い出しの準備
宿の近くにコンビニがないので、飲み物や軽食、細かい備品は来る途中で用意しておくと安心です。宴会場貸切では飲み物の持込料がかからず、冷蔵庫・製氷機のあるバー設備も無料で使えます。
夕食の形や最終人数、支払いと領収書など、予約全体の流れの中で確認することは、こちらにまとめています。
→ サークル・ゼミ合宿の宿はどう選ぶ?予約の流れと、初めての幹事がつまずきやすいところ
スムーズに進行させる!プログラムを決める幹事のコツ
最後に、幹事が一人で抱え込まずに合宿を進めるためのコツをまとめます。
係分担で抱え込まない
幹事一人ですべてを管理しようとすると、準備の段階で疲れてしまいます。夜の交流を考える係、お金を管理する係、備品を確認する係のように分けておくと負担が減ります。特に備品は手配漏れが起きやすいので、確認する人を幹事とは別に1人決めておくのがおすすめです。
宿への相談は早めに
つまずきが多いのは、実は予約の前です。先生への確認が終わるまで問い合わせを待っているうちに、日程が埋まってしまわないか心配する幹事が多くいます。日程や人数が決まりきっていなくても、まず宿に相談してください。
宿から見ると、学生の幹事は返事が遅くなることはあっても、質問にはだいたい答えてくれていて、予約のあとで大きな問題が起きることはほとんどありません。分からないことは宿に聞きながら進めれば大丈夫です。
「余白」を作る
スケジュールは詰め込みすぎないことも大切です。部屋で休む、散歩する、友人と話すといった、各自のペースで過ごせる時間があると、全体の満足度も上がります。
西湖のほとりの光風閣くわるびには、大学のゼミ・サークル向けの「ゼミ・サークル合宿プラン」があります。会議室1室の無料利用や、河口湖駅からの無料送迎(要事前予約)などの特典が付いています。日程や人数がまだ決まっていない段階のご相談も、下のプランのページから問い合わせフォームへ進めます。